夏では人気が高い「四角西瓜」の出荷(上市)が今月 1日、香川県で始まった。独特な立方体の香川の 風物詩 が全国に涼しさを届ける。 四角西瓜は 40年ほど前に、同県内の農家が考え出した商品。現在は農家6軒が生産している。4月上旬に苗を植え、5月中旬に強化プラスチック製の容器に入れて育て、1辺18センチほどの正方形にする。成熟前に収穫するため、 食用にはできない が、展示装飾用として珍しがられている。 香川県西瓜部会によると、今年は少雨などの影響で例年よりも出荷開始が5日ほど遅れたが、形や色などの出来栄え (成色)は( ア )という。東京やの大都会圏だけでなく、 5 年ぶりにカナダにも出荷する。 7 月中旬までに約 380 個 を市場に出す予定で、市場価格は1個約1万円になる。 出荷初日は約230個が出され、検査員が傷や形などを確認して箱に詰めた。西瓜部会長は「蒸し暑い天気続くが、この西瓜で夏の清涼感を楽しんでほしい」と 自慢そうに話した 。