人間の脳でつくり出される「うれしさ」は、さまざまであり、他人と比べてどうかということとは(1)。 人間の脳は他人との関係性から多くのよろこびを得るが、その本筋は誰かの役に立つことができたとか、心が通じ合ったという点にある。競技もまた関係性の一種であり、そこで一番になったということは、本当は(2)なことなのだ。 強いて言えば、一番になることで「人に認められる」「ほめられる」ということがうれしいのかもしれない。それでも、決して「一番」という数字自体に人間関係における根本的な意味があるわけではないのである。 (一郎「すべては脳からはじまる」により) この文章で筆者が最も言いたいことはどれか。( )