わたしは 子どもの とき、よく 母に しかられました。家に かえっても 勉強 しないで、テレビゲーム ばかりして いた からです。わたしは 母に しかられる 1 、 家を 飛び出して、よく 近くに 住んで いた 祖母 ( そぼ ) の うちへ 行きました。 祖母は にこにこ 笑いながら、「ばあちゃんが 子どもの ころは 学校から かえっ たら、くらく なる 2 友だちと いっしょに 遊んだよ。子どもが 勉強 3 して いるのは よくないよ。」と 言っ 4 。 そんなだいすきな 祖母も わたしが 中学 2年の ときに なくなりました。あれから 20年、わたしも けっこんし、親に なり、気が つけば、わたしも 母と 同じように じぶんの 子どもを しかって いました。 5 じぶんの 姿 ( すがた ) を 見ながら、ふと 祖母の やさしい 笑顔 ( えがお ) を 思い出す このごろです。