都会から田舎へ山村留学 都会っ予が親元を離れ、田舎の学校に通 い ながら、自然を体験することで大きく成長する。山村留学と呼ばれるこの制度は、現在、日本全国の 140校余りで実施されている。その草分けが、1976年に開設された 「育てる会」の八坂学園だ。 テレビもゲームもな い 寮に入った子どもたち は 、洗濯や掃除など、身の回りのことは自分で行いながら、受け入れ校の八坂小学校まで、 4kmほどの山道を歩いて通学する。また週末には、えや稲刈りなどの農作業、登山やキャンプ、スキーと( 1 )自然体験活動を行う。 一方、受け入れ側の小学校にも、がある。過疎地域の学校では、同級生は幼少時からの顔見知りばかり。だが、山村留学生がやってくると、新しい友達ができ、勉強や運動面で刺激を受けることができるのだ。児が少なすぎる小規模校の欠点も解消される。大都市と地方どちらの子どもたちにものある山村留学は、これからも日本全国に広が っていく に違いな い 。